「夢をかなえる勉強法」伊藤 真
<キャッチフレーズ>
『司法試験界の「カリスマ塾長」が編み出した、生涯役立つ、本物の学習法』(アマゾンより)
<評点>
戦略 ★★★☆☆ 王道&自己啓発系
戦術 ★★★☆☆ 専門書ではないため、具体例は少なめ
道具 ★☆☆☆☆ マーキングについて言及あり
心理 ★★★★☆ 精神力重視
特徴 ★★★☆☆ ビジネス書界に勉強本ブームを起こした最初の本
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<チェックポイント>
●ゴールを意識するために、授業初日に「合格体験記」を書く
●体で覚えた基礎(「急行列車の回路」)をたくさん持っていた方が、目的地に早く着くことができる
●記憶力を高めたければ、喜怒哀楽をはっきりする
●講義のテープは早回しで再生して復習する
●試験に合格できるかどうかは「能力×気力×勉強法」のバランス
●スランプ対策として「元気ノート」と「夢ノート」をつける
●悲観的にならないために「部分的な自分の弱点を全体視しない」&「一時的な失敗を永続化しない」
●本質を一言で言えないのは、わかっていない証拠
●否定的な言葉を使う人のそばに行ってはいけない
<所感>
●従来、「勉強本」というのは、学校に合格したり、資格を取得するためのものが一般的であり、漠然と「勉強」というものを全面に出したものは少なかった(というかそれほど売れていなかった)。
そこに、将来に対する不安や、起業の難しさ(ITバブル崩壊等もあわせて)をわきまえた社会人の欲求に上手くはまったのが本書だと言える。
著者の説得力のある肩書(司法試験合格者)に、王道的な「自己啓発的」内容ゆえ、そもそもの「自己啓発好き」にとっては、読んでいて腑に落ちる内容ではないか。
●なまじ、具体的に試験対象を定めていないため、「勉強好き」全般に、幅広く受け入れられた点も見逃せない。
もちろん、上記で触れたようにマーキングのやり方や、過去問の取り扱い方にも触れられてはいる。
ただし、その後に出る一部の勉強本が、どんどんマニアックに深掘りしているのとは対照的に、概念的な内容が多い。
●実際に志望校があったり、受ける資格試験が決まっている人にとっては、若干物足りないかもしれないが、これから勉強しようと思っている人には、ドンピシャの内容。
特に、精神的に弱かったりする人には、第3章の「挫折しそうになったときの対処法」は必読。
その手の内容だけで40ページを費やしているのが、ある意味本書の特徴とも言えると思う。
(目次)
第1章 いちばん大切なこと
「大量の問題をこなす」のは最悪の勉強法
「全体像」を把握するために、まず目次をコピーする ほか
第2章 勉強のコツをマスターする
イチローが素振りにこだわるのはなぜか?
自分で自分に講義する「セルフレクチャー」の効用 ほか
第3章 挫折しそうになったときの対処法
スランプになったら、おめでとう
不安要因はすべて紙に書き出してみる ほか
第4章 勉強すればするほど人は磨かれる
「小さな成功体験」があったから今がある
中学三年の独り暮らしで見えてきたこと ほか
第5章 夢をかなえる思考術
人生最大の悩みをどう乗り越えたか
夢をかなえるには「大きな力」の助けが必要 ほか
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