2008年03月26日
「最短で結果が出る超勉強法」荘司雅彦
<キャッチフレーズ>
『カリスマ弁護士が「一生を劇的に変えるノウハウ」を大公開』
<評点>
戦略 ★★★☆☆ 奇をてらわない、真っ当な戦略
戦術 ★★★★★ よくぞここまで「戦術」を実践してくれた
道具 ★★★★☆ 普通の受験生なら買わないようなグッズも
精神 ★★★☆☆ この部分については意外とノーマル
特徴 ★★★★☆ 従来の勉強本の形式の最高峰だと思う
<チェックポイント>
●ボリュームのある科目を勉強するときには、自分に合った「分量が少なくて理解しやすい入門書」を、何度も回転させる
●過去問を基本書の余白に書き込んでいく
●何かを勉強しようとするときには、「決まった日に行われる試験を受験しなければならない状況」に自分を置いてしまう
●「長期的なご褒美」と「短期的なご褒美」の両方を作っておくと、勉強には効果的
●忘却を防ぐための作業(「記憶保持作業」)は、物事を覚えてから数時間以内に、記憶喚起のための復習は、1日後、1週間後、1ヵ月後というように間を空けて行う
●詰め込みと丸暗記は勉強の王道(暗記が進むにつれ、理解が後からついてくる)
●回転(勉強内容を一通りこなすこと)は期間を「長期」「中期」「短期」に分けて3回転させるのが理想
●「2段階マーキング法」で右脳経由でヴィジュアル的にインプットする
●「作業」を「勉強」と勘違いしない
<所感>
●最初に本書を読んだ時は、かなり興奮した。
学歴(東大法学部卒)、資格(司法試験合格)以上に、その方法論について、説得力があると強く感じたからだ。
著者は自分で「勉強本マニア」を自認するだけあって、今まで出ている数々の勉強法を自分で実践し、そして結果を出している。
その中には、私が実際にやってみて、効果があったものも含まれていたし、また、自分がその方法を知っていたら、是非試してみたい、というものもあった。
●もちろん、人によって「合う」「合わない」はある。
ゆえに、本書の中で紹介されている方法も、気になるものから片っ端から試してみて、効果があるものだけを取り入れる、というのが正しい付き合い方ではないか。
特に、紹介されているツールについては、必ずしも科学的に効果が立証されているわけではないものも含まれているので、妄信するのは問題かと。
●ただ、今まで出た数々の「勉強本」、特に王道的な「勉強本」の中でも、本書のクオリティは群を抜いている。
私自身「勉強本マニア」であるし、それなりの数の勉強本を読んでいるゆえ、最近流行りの勉強本数冊を読んだだけの人よりは、多少は客観的に見ることができているつもりではあるが、この本には掛け値なしに脱帽した。
昨年辺りから勉強本もブームで、切り口や、アプローチ方法、ネタの扱い方等で、目新しいものは色々出てはいるが、方法論的に、本書を越えるものはまだ出ていないと思う。
ランキングを確認!(目次)
第1部 スタートはモチベーションアップがいちばん大切だ!
1冊の基本書にすべての情報を集中させよう
道具選びは機能性とオシャレ性を重視しよう
強力な勉強仲間を作ろう ほか
第2部 続ける秘訣は「楽しく勉強すること」にあり!
自分の心に「ご褒美」を与えよう
学んだことを「長期記憶」として定着させよう
詰め込みと丸暗記は「善」だと思え ほか
第3部 一気に成果を上げる最強のヒント
「突っ込む癖」で論理力を養おう
五感をフルに使って勉強しよう
教材は「迷ったら買い」を肝に銘じよ ほか


